究極ののん兵衛

安曇野翁

かねてより楽しみにしていた、友達とちばーにょ計4人の温泉旅行のはじまりはじまり〜。
暑いので寄り道はお昼の「安曇野翁」だけにして温泉へ直行。
ここの蕎麦はほんとうに絶品!お盆ということもあり店の外で私達の前に6組位並んでて待たされること20分。私だけ車待機で苦にならなかったけどね。暑いのでたまらず、冷酒も1合注文してしまう。お酒を注文するとお通しにしゃもじにびっしり塗られた焼味噌がついてくる。これがまた美味しいんだよね。本来ならお酒1合に焼味噌1つなんだろうけど4人で1合飲むということもあり2つ出てきた。おしつけがましく、サービスしましたよのことばもなくさらりと提供するところが流石だ。

その後、わさび大王でわさびコロッケでも食べて宿へ向かうという案もあったがボリューム満点と必ずレクチャーつきの旅館の夕食が美味しく頂けなくなるのではではないか思い、やめにした。美ヶ原温泉の入り口付近で少し迷ったものの、チェックインの3時過ぎに到着。本日、お邪魔したのは「旅館すぎもと」であります。たぶん、一番乗りの客だ。すぐお風呂に直行。お風呂には最初から期待していなかったものの、あまりの温さに一同閉口。(日焼けに苦しむちばーにょを除く)40℃あるかないかくらいだ。ゆっくり浸かってはいれるけど露天風呂は友達Mが足を突っ込んで「だめだ、こりゃ」のポーズ。帰るまで入ることがなかった。食事の時間までしばし冷房のきいた部屋でまったり。私とちばーにょはすぎもとの主人の蕎麦打ちを見学。冷房もない蒸し風呂のような厨房で汗だくになって蕎麦を打つ主人。それを見学する、客もやはり汗だくだ。私の隣にいた、風呂上りに直行したと思われるお母さんが耐え切れず、退出。退出のタイミングを逃してしまった私は何度かめまいを覚えながらも最後まで見学してしまった。そういえばこの旅館、部屋以外はどこも暑い。廊下位涼しくたっていいじゃない。ちょっと辛口の点数になりそう。食事は思ってた以上なボリューム!というか酒のみのための品揃え。おりおりの旬の味覚を盛り込んだ山菜料理・川魚料理・馬さし・つけもの・そばなど、信州ならではのものと夏ならではの冷たい湯葉が印象的だった。とにかく、ちょっとずつが小鉢でいっぱい!とてもじゃないけど食べ切れない。途中、カニが登場したのにはびっくり!北陸ではカニは冬のものだし、こんな山の中でのカニには期待できないと思い込んでいたから。そんな思い込みを覆す、よいお味。ちばーにょがカニの身を混ぜて料亭のようなカニ味噌を作ってくれた。みんな、お酒が進む。全員、日頃からそんなに日本酒を飲んでいるわけではないがこの4人が集まるとしばしば、冷酒になる。幸せ時間の仕上げは先ほどのご主人の蕎麦だ。10割らしく、箸で手繰ろうとするとボソボソ切れるのはご愛嬌。昼に一番好きな蕎麦を食した後だけに今いち感はあったが料理がウリの旅館らしく、食事には何かとうるさい私達も大満足でした。