みどりさん

nagisada2006-04-01

早朝より眠い目をこすってJRとツアーバスを乗り継いで着いたのは名古屋。ママと姪っ子、ちばーにょの4名2ペアでJTBが主催の「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」に参加したのだ。トリノオリンピックの興奮が冷めていない、この時期のNO1シルバーチケットだ。いよいよ、今夜、あの生バウアーを観られるのだ。その前に伊藤みどりトークショーがあり、それは4人ともあまり興味がなかった(みどりさんゴメンナサイ)。でも蓋を開けてみれば、これがなかなかで(笑)。ビンゴ大会や写真撮影もしっかり楽しんだ。それよりも、あんなにパワフルにトリプルを飛んでいた伊藤みどりがあんなに小柄だったとはっ!!だ。本人も認める小柄さ・・・147CMくらいと思われる。自分も小さいから似たような背丈には敏感で身長を当てる自信があるよ。(なんの役にも立たんけど)
その後はメーンイベントのリンクのある会場入りするには少し早いということで熱田神社へ。これ、なかなかのリラクゼーション。深い緑や塀などに太古の厳かな雰囲気が感じられ、気分よく過ごせた、最近の自分、神社好きである。出張で時間があったりすると通りかかりの神社や寺に立ち寄るようになった。不思議と心が落ち着き、内部からパワーが出てくるような気もちになる。気分だけなのかもしれないけど。
さてさて、心も静まったところで?いよいよメーン会場レインボーへGOだ。そんなに広くない会場の上から10段目、つまりシートは決してよろしくはないのだけど何万人も入る大きなスタジアムでサッカーを観てる私とちばーにょにしてみれば、もう全然ノープロブレムでむしろ全体の演技が見渡せるいい場所ではないかと思ったくらいだった。何よりも私たちにはタイプの違う双眼鏡が3台もあったしねウッシシ・・・最前列は客席というよりも氷の上に用意された簡易の折りたたみチェァーだ。あんな寒い場所で3時間、動かずに観るのは至難の業だと思った。会場いりした時はそんなでもなかったけど段々、体が冷えてくる。あらかじめ、スケート通の友から受けたアドバイス通りにひざ掛けスロー、カイロ、座布団など私達の準備にぬかりはなかった。が、ひとつだけ問題が発生。昨日より発熱して名古屋行きを懸念された私。今日は微熱で押さえられていたのだけれどいよいよ、名古屋のアイススターたちが揃って・・・というイントロあたりから熱が出てきたのがわかる。でも今は目前の氷上スターたちに注目したい。ミキティー、浅田真央ちゃん、高橋君や織田君、先日、ジュニアで世界1に輝いた小塚君など地元名古屋の豪華メンバーがいきなり、氷上で滑るのだ。初めての生スケートに加えて、お馴染みのショートプログラムだったのでTVで観た興奮がまたよみがえってくる。真央ちゃんは思ってた以上にのっぽさんだった。成長期なだけにほんの1年間で7cmも身長が伸びたということだ。先日の試合で調子が悪かったのはそんなことも理由でないだろうか?気分よくリンクに集中したかったのに中盤になるにつれ、ガタガタ震えがきて止まらなくなった。すべてのカイロでフルメタルジャケット化しようやく温まり落ち着いてきた頃には地元選手によるエキシビションだったのたが今度は眠くてどうしようもなくなる。体が選んだライフライン!?休憩を挟んで少し復活したもののトイレに立つ足元は熱でフラフラしていた。とりあえず、ホテルに戻ったら食事に出かけるのはやめてゆっくり休もうと思った。それと今はトップスケーターがこれだけ揃うことも稀なことなのに、しっかり観なくちゃ!後半は文字通りのトップスケーターたちのエキビジ。いつのまにか彼女達(彼ら)のスケートに魅了され気づくと熱のことも忘れていた。もうすっかりTVでおなじみになった、スケーター達の滑りは洗練されているし、何より表現力が素晴らしい。トリにはもちろん、あの荒川静香が登場。リンクに上がった途端、強いオーラを放っていた。あの綺麗でしなやかなイナバウアーが繰り出されたときには会場のみんながしーちゃんに釘付けになりあの歴史的瞬間を反芻したに違いない。グランドフィナーレでは会場の観客に頭を下げて回るスケーター達、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ有難うといっぱいの賞賛を送る観客達でショーは終わったがフィナーレ途中、トイレに立った私はひとりバスに向かった。なかなか戻ってこない、ちばーにょが最後の2.3人目あたりでようやく戻る。彼は泣き顔村主が嫌いなのだが(スケートや演技が問題ではなく)見直したという。最後までリンクにとどまりお客さんに頭を下げていたのだということ。そんなプロの心意気、ファンサービスに頭が下がる思いがしたという。納得だ。
さて、元気を少し取り戻した私はホテルで休むどころか当然、夜の名古屋の街に出かけました。目指すところは「世界の山ちゃん」。バスの中からすでに4店は見たので外に出ればすぐわかるものと思ってたらママがしっかり調べ上げていた。有り難い!市内で最大規模店のくせに20分は並ばされ、夢にまで見ていた旨い「手羽先」ではなかったし、他メニューもお手頃料金なだけで旨いということもなかった。でも4年前から食べたかった「世界の山ちゃん」にようやく行けたという満足感はあった。ドラッグストアーで買い物してホテルに戻るともう11時を過ぎていた。ゆっくり休んで明日は何処へいこう?