[holiday]長野行き

nagisada2007-03-26


昨日まで高熱で寝込んでましたが根性で治し予定通り長野に向け出発です。 すばらしい活躍をみせてくれた、ミキティと真央ちゃんが私に力を貸してくれたのだと思う。
で、明日は長野で行われる世界フィギュアのエキシビに行くことになっている。世界フィギュアの始まるずいぶん前からチケットをゲットしていたのだ。世界フィギュアのTV中継を観る度に後に生で観れるとあって期待と嬉しさが倍増していたから諦めるわけにはいかなかったのである。それともうひとつ、お楽しみがあった。メーンはスケートだけど泊りの予約をいれた宿は兼ねてからいつかは行きたい「憧れの宿」のひとつ、明神館だ。15時のチェックイン前に松本市内に寄り、お気に入り蕎麦屋「野麦」で蕎麦を手繰る。3年前に来た時はお盆の暑い時期、観光客と共に長い列を作ったものの出された蕎麦がぼつぼつ切れ切れでがっかりだった。野麦を大絶賛して連れてきた友達に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。夏は蕎麦がヒネだから仕方がないけれどあの夏は最悪だった。今回は・・・・GOOD!!いつもの透明感のある細打ち蕎麦と。8人も入ればいっぱいになる、小さいけれど心安らかになる店のなりも健在。そうして、ここに来るとどうしてもお酒を注文してしまう。地酒の「岩波」は購入して自宅で飲んでもここで飲むのとは全然違うものに感じる。昼過ぎで途中、客も私達2人になったからかなりゆっくりしてしまった。やはりいいな、「野麦」。そこに流れる空気やさりげない接客がとても心地がいいのだ。幸せ気分でその後、ふらふら松本家具のお店や陶磁器を扱うお店を何件ものぞいて回った。これも松本に来たら定番のスタイル。今回はかわいい鈴のなる魔よけを自分用とめいっこ、ちーちゃんのお土産用にと購入。5月上旬のような、陽気の中、タイ焼きにかぶりつきながら川べりを歩き神社で参拝した後、旅館に迎う。思っていた以上に山中だ。扉温泉は人跡に荒らされていない山々の懐、薄川の渓谷にある。「明神館」はそんな恵まれた自然の中の数軒のひとつらしい。宿の前に着くとすかさず、フロックコートのポーターが出迎えてくれた。松本駅に送迎の宿のバスとほぼ同時に着いたのだが待たされることなくテキパキと部屋に通された。近頃、よくあるウエルカムドリンクなどはノーサンキュー。一刻も早く部屋でくつろぎたい派の私達にはぴったりな計らい。部屋の間取りや備品の説明なども手短で感じがいい。お部屋係はその後、チェックアウトまで会うことがなかった。楽ちん! 部屋に通されてから20分後には大浴場の露天風呂で疲れを流した。発熱でおふろに入るのはこれが3日ぶり。本当に気持ちがいい。体がとろけてしまいそう。しかし、そんな極楽気分もつかの間・・・先程バスで到着したばかりのおばさま達がぞろぞろ、入ってきたので早々に出てしまう。その後も部屋の露天風呂に何度も入る。こちらは殺風景な箱庭がついてるが実はメインは辺りの木々など、自然そのもの。山を観ながらの贅沢な入浴が楽しめる。夜になると傍の木々や山肌がライトアップされて素晴らしい眺めだった。新緑の季節や紅葉のシーズンは相当な景観だろう。歩き回って何度もおふろに入ったせいでお腹が空くのが早い。早速、6時過ぎより食事の部屋へ移動。事前に予約していたオーガニックフレンチ初体験だ。お隣のテーブルは記念日らしい初老のご夫婦で優しそうな旦那さまが何度も奥様やお料理の写真を撮っているのが微笑ましい。私達も調子にのってハーフボトルで白ワインを開けたら思いのほか、あっさりしていたので次は少し重めの赤をオーダーし次々と出てくるお料理を堪能した。お肉に行きつく頃にはもうお腹いっぱいで食べきれなかった。私の今晩一番のお気に入りはアミューズのブリュレ。思わず、ちばーにょとふたりして「おかわり!」と(小さく)叫んでいた。もちろん、おかわりは出るハズなし。残したお肉を下げてもらいラストのスィーツが出てくる頃、お隣の微笑ましいご夫婦の奥様が急に倒れてしまった。どうも、慣れないお酒にやられたらしい。お父さんがあまりに嬉しそうにするものだからそれに応えるように飲めないお酒をぐいぐいといってしまったのかな。大丈夫?レストランの客人はみな、奥様に集中!あまりじろじろするのも失礼だし私達は務めて普通に振舞うようにしていたが私の前にナントバケツ登場!しかし、スタッフの素早い気配りにより暖かなテラス席に案内されそちらで紅茶を頂く。外を見るとすぐそばは渓谷になっていて静かに川が流れている。キャンドルの光が幻想的で美しい。こちらは特した気分でレストランを後にした。それにしても奥様大丈夫かな?
明日は待ちに待ったスケートを観る。でももう少し、明神館でまったりしたい気分だ。