バリ島達人ツアー

早起きしてオプショナルツアー「バリ島達人ツアー」に出かけました。H.I.Sの現地スタッフはは昨日の晩、空港に迎えにきたスワンダで日本語ペラペラなので安心。我々のほかにチャーターカーに乗りこんできたのはおそらく、同じように昨日到着したばかりと思われる、日本人女性2名。歳の頃は二十代後半でキャピキャピは過ぎてると思われる。きゃぴきゃぴはノーサンキューなのでこれも安心ポイント。さてさて、達人ツアーは朝から晩まで文字通り、たった一日でバリのハイライトコースを行くというもの。観光は一日で凝縮して後はゆっくりのんびりしたいという我々にはぴったりかなと思いチョイスした。まず向かったのはバロンダンス。これが観たくてバリを選んだというくらいだからもう、嬉しくて。この世の善と悪を表す、バロンとランダのお話は観光客にもわかりやすいようにストーリーを書いた用紙が配られる。笑いもちりばめて飽きることなくストーリーにはいっていけた。バリ芸能を今日、他にも堪能できる。

次に出向いたのはバティックの村。バリでは村ごとに仕事が決まっているという。たとえば、バティックの村に生まれたなら、将来の仕事はバティック屋だ。アートバティックの現地工場にショップが併設している。村のバティック職人の仕事を見せてもらったらショップに案内される。どれも見事でリーズナブルだが今いち買い物熱が沸かない。懸命な接客を受けて申し訳ないのだが買い物せず。
その後、銀細工の店と木彫りの店も同様に立ち寄る。ちばーにょは銀細工の店で革と銀のアクセントがシンプルでつけ易いブレスを購入。これがふたりともアクセサリーというものに興味がないせいで適正価格わからず。しかし、提示されている価格からいきなり半分くらいで要求してみると意外にもすんなり通った。日本円の5000円で購入。これはお得だったかな?自分のための土産が早々、決まりちばーにょも大満足だったからよしとしよう。さてさて、同乗してた2人組は早くも買い物袋がいっぱい。私達の分までがっちり買い物を満喫してくれている。買い物ツアーの後はゴアガジャという11世紀の遺跡だ。6人の女神像が彫られた沐浴場で水を体につけると万病にいいとか・・・病気が治るという奇跡を信じて水浴びしてやるかと一瞬、頭を過ぎったが流れていない鈍よりと濁った水をみてやる気がさぁぁっと失せた。それからガネーシャ神が祭られている洞窟の中へ。洞窟入り口のレリーフが漫画太郎のような、迫力顔!

 
遺跡で観光モードになったものの、おなかがぐうとなり空いてきたなと思ったらランチの時間だった。車はすごいスピードで山道を走る。途中、多くのバイクを抜かしながら着いたのはキンタマーニ高原。バトゥール湖とバトゥール山、アバン山のパノラマがとにかく素晴らしい。この景観を眺めながらの贅沢なランチとなった。ランチのスタイルは好きなものを好きなだけのホテルの朝食と同じ、バイキングスタイル。朝食もそうだったけど、鶏肉がスパイシーで美味い。ビールもついつい進んでしまう。ナシゴレン(インドネシア風チャーハン)や、サテ・リリッ(つくねの串焼き)も絶品だ。ハーブが苦手で食を心配していたちばーにょもこれなら安心して食べ続けられる。私はいつもは食べないフルーツまで食べつくしてしまう。美味しい空気の外で食べる食事はいつも幸せを運んでくる気がする。
  
お腹もいっぱい満足して車に戻ろうとすると着いたときにTシャツを買ってくれ、お願いします!と詰め寄った物売り女性が駆け寄り、ラストチャンスとばかりに必死でセールス。着いたとき、3枚1000円だったTシャツが車に乗り込んだ時には10枚1000円の大幅プライスダウン。「じゅうみゃい、しぇんえ〜ん!!!」と鬼気迫る形相で連呼するので私達は可笑しくて笑っていたのだけど同乗の2人は優しい性格からかお得と思ったのかはたまた、面倒だったからか?リース状にびっしり、ついている貝殻のブレスの束を買っていた。こちらも1000円。車が動き出してから数えてみると40数個もブレスがあった。いいお土産になった。貧困生活を救って上げれるのは観光客だけなのだろうか?買ってあげればよかったかなとちょっと後悔。一番上のTシャツのプリントがクイックシルバーだったから買う気になれなかったというのはあるけれど・・・・。
夕暮れが迫ってきた絶妙なタイミングで美しいライステラスを眺めてからはネカ美術館でバリのちばーにょに出会い、ウブドにある、城などを見てまわり車に戻ったら日が暮れてきた。
 
すっかり暗くなってから本日2つ目の芸能、ケチャックダンスを堪能する。幻想的な声のガムランという感じ。観終わってからは美しいシーダ役の女性とちばーにょは2ショット写真をしっかりとってきました。これが一番の記念写真だったりして(笑)。その後、本日の観光のフィナーレ、レストランにてロブスターディナーを頂きながら、かわいい十代の娘達が踊るレゴンダンス(だと思う)を楽しんだ。ロブスター、期待はしてなかったけど美味しかった。軽くて飲み易さが気に入ってしまったビンタンビールを3〜4本空けていい気分に。何よりも生演奏のガムランが涼やかでとてもリラックスできる。暫く我が家ではガムランにハマるんだろうなあ。
 

昨日遅くホテルについて朝から休みなしのツアーは体がもつか?心配していたけど120%楽しめたし、ガイドのスワンダがとてもいい奴でいろんな話ができたのもよかった。観光地巡りはもちろんのこと、車の窓から垣間見れる、バリ人の生活がとても面白くて不思議で・・・なかなかのカルチャーショック!! 街中の草ぼうぼうの広場で老若男女問わず、はだしでサッカーしてるのが見えたときなんて、ちばーにょは車から降りて一緒にサッカーしたそうにしていた。サッカーって本当にどこの国に行ってもできるスポーツなんだねと実感。そして、そんなスポーツを40過ぎても楽しんでいるちばーにょがとても羨ましい。
帰り際、明日の予定を組んでスワンダにお向かえの車を予約した。明日は待望のイルカウォッチングに参加です。